沖縄の紙パック牛乳は1リットルではない
一般的には1リットルで知られている紙パックの牛乳ですが、沖縄の紙パックは1リットルではないことを知っていますか?なんと沖縄では946ml入りで1リットルより54ml少ないのです。
それは生産当初の沖縄ではアメリカの単位であるガロンが使われており、1リットルに一番近いのが1/4ガロンを表す946mlだったため、今もそのまま使われているのです。また、一般的な500ml紙パックは1/8ガロンの473mlになっています。
沖縄のモヤシは高い?
沖縄のスーパーに並んでいるモヤシを見ると、一袋およそ80円。本土のスーパーでは一袋30円くらい、安い時だと10円ほどで売られる日もあり、沖縄のモヤシの高さに驚きます。一袋のモヤシに2倍以上の価格差があるのは一体どうしてでしょうか?
それは、沖縄ではモヤシを使う料理が多く、需要と供給のバランスがとれていないことが関係しているようです。また、沖縄のモヤシは根が切られた状態で袋詰めされている物もあり、使いやすいようにひと手間かかっているためでもあるようです。
ムーチーとは
沖縄の代表的な菓子のひとつにムーチーがあります。ムーチーとは沖縄の方言で「餅」を表し、餅粉を使って作られる餅菓子です。
餅粉を練って砂糖や黒糖で混ぜた紫色のものもあり、ほのかな甘みと月桃の香りは沖縄ならではの風味です。名前のような“ムチムチッ”っとした食感で食べごたえがあります。
ムーチーは旧暦の12月8日にむけて作られ、無病息災を願って食されます。
泡盛を何年寝かせたら古酒とよばれるようになる?
沖縄のお酒といえば泡盛ですが、泡盛には古い酒と書いて「クース」と呼ばれるものがあります。古酒とはその名の通り時間をかけて熟成させた泡盛のことを言います。
では、古酒と呼ばれるにはどれくらいの熟成期間が必要か知っていますか?正解は、3年以上。さらに2015年8月からは古酒と表記できるのは、瓶の中身が100%古酒だけのものに限定されるようになりました。(基準変更前に作られたものは除く)厳しい基準によって美味しい古酒は守られているのですね。
あとがき
沖縄は本土とは違うことがたくさんあって興味深いですね。沖縄のことを知れば知るほど、訪れるのが楽しみになります。どんな小さなことでも、その土地の生活や文化を知るたびに新しい発見があります。