「島料理 海響(いすん)」でドキュメンタリー映画「老人と海」に想いを馳せながら、島の料理を堪能するのはいかがでしょうか。
ドキュメンタリー映画「老人と海」と「島料理 海響(いすん)」
観光客や地元の人たちが集う居酒屋「島料理 海響(いすん)」は、島の西側・久部良漁港の近くにあります。
与那国の久部良は「老人と海」というドキュメンタリー映画の舞台にもなりました。この映画でサバニと呼ばれる小船に乗って巨大カジキを追う老猟師の糸数繁(いとかずしげる)さんは、海響の店主の祖父にあたります。
糸数さんは沖縄・与那国最後の猟師として1人で200キロもあるカジキ漁をしていました。糸数さんの存在を知った映画監督ジャン・ユンカーマンさんは与那国島に滞在し、足掛け2年にわたって漁や与那国島の海、人、暮らしなどの撮影を敢行しました。
久部良にある多目的集会施設には、今も繁さんが乗っていたサバニが展示されているそうです。
「島料理 海響」のメニュー
与那国島は塩分濃度が高い黒潮源流に最も近いため、汚染されていない清浄な海水が得られ、塩作りには絶好の場所です。塩分濃度が高いため海に入ると他の海よりしょっぱく感じます。「海響」では与那国島のミネラルが豊富な塩を使用しています。
お店は予約必須ですので、お忘れのないように!
ハラゴは筋が見えるけど、固くないです。
与那国でしか味わえないハラゴは肋骨あたりの身のことで、マグロでいうところの大トロ。
感激する美味しさで、3日通って5皿食べました。
アーサは「あおさ」のこと。サクサクでめちゃうま!
油で炒めてあるけど、全然油っぽくない仕上がり。塩加減が絶妙。
「中身」とはそのまま内臓のこと。
こりこり感は中華クラゲとミミガーの中間くらい。
カジキの骨とその周辺の身をから揚げにしたもの。
骨はしっかりしてて食べられないので、しゃぶるように食べる感じ。
美味しくてしばし無言。
外はサクサク、中は程よくトロトロ。
下手な店だと全部トロトロ、というかべちゃべちゃだけど、これは大丈夫でした。
今まで食べたモズク天で2番目かな。
泡盛で長時間かけて煮るので、トロトロで美味。
コラーゲンたっぷり。
お尻のところに味噌があって、量があれば雑炊にしてくれたり、お味噌汁にしてくれます。
これは小ぶりで味噌の量もそんなになかったので、身にたっぷり味噌をつけて食べました。
仕入れによって当たり外れがあるかも。
食べ方は、殻にはさみを入れてくれるので、カニと同じようにして食べました。
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あとがき
観光で訪れると駆け足になりがちで食事もままならなず、とりあえず何か食べてと言う感じで適当になりがちです。夕飯くらいはゆったりとしたところでいかに美味しいものにありつけるかが大事です。
久部良集落は手狭ですが、かえってそこが良さでもあります。最西端の灯台にも歩いて20分くらいで行けます。