【パニック障害】外出時の不安や息苦しい症状を緩和させるグッズ

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パニック症状が出やすい人は外出が困難です。特に電車やバスでの移動の際に息苦しく感じることがあります。そんな時に持っていると不安感を緩和できるグッズをご紹介します。

パニック障害|外出時の不安を緩和させるグッズ

パニック障害で一番多い症状が「息苦しく感じる」ことです。実際には呼吸ができなくなっているわけではないのですが呼吸がしづらいように感じます。そのような時に緩和できるものをご紹介します。

  • ガム、飴、フリスク、ミンティア

緊張している状態だと口の中が乾きやすくなります。副交感神経は唾液が出ることで優位になります。唾液を出すために飴やフリスクを持っていると便利です。しかも、スーっとするものを口に入れると鼻が通るので息苦しさが緩和できて「息をしている、息ができている」という感覚が戻ってきます。ミント系のものをかばんに入れておくと安心です。個人的にはミントの強いものを買うようにしています。

  • アロマオイル

人間の五感の中で一番早く脳に刺激が伝わるのが「嗅覚(匂い)」です。アロマオイルをハンカチやタオルにつけておき、不安になった時に匂いをかぎます。どんなアロマオイルの匂いが良いかというと、以下がおすすめです。

  • ペパーミント
  • ユーカリ
  • ティートリー(ティーツリー)
  • イランイラン
  • ラベンダー

アロマオイルは不純物の入っていないエッセンシャルオイル(精油)100%のものにします。買う時はご自分の好きな香りを選んで使うようにしてください。添加物などが入っていると、その匂いで不快な感じがするので良質な精油を選ぶようにします。

  • オリジンズ ピースオブマインド

「ピース オブ マインド」とは「心のやすらぎ」という意味のジェルです。首筋や耳の後ろなどにつけるとスーっとしてリラックス効果が高まります。

オリジンズピース オブ マインド

  • 温かい飲み物、冷たい飲み物

パニック状態になっているときは現実から意識が遠のいています。「温かい」あるいは「冷たい」ものを飲むことで身体の感覚が現実の感覚へと戻ってきます。保冷剤で首やワキの下を冷やすのも同じような効果があります。

パニック障害|息苦しくなったときの呼吸法

パニックになっている人は息を吸うことに意識が向いています。しかし、一旦息を大きく吐くことで、息が吸いやすくなります。息を吐くことで副交感神経が優位になります。したがって、まず、思い切り息を吐くことに集中します。この際に自分の中にある不安を一緒に吐き出すイメージで行うことがポイントです。

パニック障害|速攻性のある薬 レキソタン

私は20代の時に電車であと1駅で降りるというところで、急に息苦しくなったことがあります。電車を降りて落ち着くまでしばらくそこで休み、なんとか家に帰ることができました。その時は、それ1回のことだったのですが、20年以上も経ってから同じ電車で同じような状態になりました。

何がきっかけでそのような症状が出たのかはわかりませんが、一度症状が出始めるたら電車、バス、歯医者、美容院、渋滞の道路、MRI検査など一定時間そこにいないといけない状態になると息苦しくなることを繰り返すようになりました。

心療内科でセルシンを処方してもらいましたが、これを飲むと少し眠くなる程度であまり効果はありませんでした。次にレキソタンを処方してもらったら、私には合ったようで出掛けるのも楽になりました。

レキソタンを寝る前に1錠飲んでいました。2年位飲み続けたら、薬を飲まなくても症状が出なくなりました。

とは言え、たまにしか行かない場所へ行く時、特に電車に乗るときは「また同じ症状が出たらどうしよう」と不安になることがあります。

ですが、このレキソタンという薬には速攻性があると聞いてから、もの凄く気が楽になりました。レキソタンは抗不安薬と呼ばれる薬なのですが、この薬は症状が出た時や出そうになった時だけ飲んでも効果が出るのが早いのです。

抗うつ剤のように毎日決まった量を飲まないと効果が現れない薬には速攻性はありません。血圧や糖尿病の薬も毎日一定量を服用しますよね。このように毎日飲まないと効果が現れない薬もあります。

レキソタンの特徴は、服用してから約1時間で血中濃度が最大になるのだそうですが、体感的には10~15分で効いてきた感じがします。

なので電車に乗ろうとした時や出掛けようとして急に不安になった時は、薬を飲めばすぐに不安感が治まります。これを知ってからは薬を御守代わりに持ち歩き、イザとなったら飲めば良いと考えたら逆に薬を飲むことがほとんどなくなりました。

薬を飲むことは身体に良くないと思って我慢して飲まない人もいるかと思います。でも、病院の先生からこのように言われました。

「確かに薬には副作用があります。しかし、それを飲むことによって得られる利益のほうを考えたほうが良いじゃないですか」と。

薬を飲んで1日普通に生活できたら、怖くて家から出られないのよりも遥かにマシです。

私の友人で電車が苦手な人がいました。でも、彼女がどうしても行きたいピアノコンサートがあり意を決して行くことにしました。やはり電車の中で不安になり、小さい薬を半分に割り半錠分をその場で飲んだら、すぐに「もう大丈夫」と言ってました。

「まだ胃袋に届いてないじゃないの?」と回りの人から突っ込まれていましたが、それくらい「薬を飲んだ」ということの効果が高いのだと感じました。

私は「ミンティア」を持ち歩いてますが、ミンティアは薬みたいな形をしているせいか効果大(笑)。なんでもいいので「これを持っていれば大丈夫」というものを見つければ、出掛けることが苦痛でなくなります。

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おわりに

パニック症状があると出掛けるのが苦痛です。1回症状が出たことでフラッシュバックが起こり、また同じ症状が出てしまいます。まさに負のループに陥ってしまいます。

「以前の記憶」を「今」と錯覚してしまうので、身体感覚を現実に戻すことで落ち着きます。その場を切り抜けるグッズを持っているだけでも違ってきます。

対策グッズは普段家にいてリラックスしている状態のときにも同じものを使うといいです。日頃から使うことで効果が上がります。そして自分にとって安心感になるものを増やしていくことで生活の質が向上します。なので複数見つけると更にいいです。

先程お話した電車が苦手な友人に久にぶりに会って「最近、電車はどう?」と聞いたら「今はぜんぜん平気」と言ってました。

パニックの症状がある時は確かに辛いですが、気づけば症状が出なくなっていたという日が必ずきます。

今苦しんでいる方も自分なりの切り抜け方法を見つけて、少しでも生活しやくなればいいなと思い書かせて頂きました。

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