工芸茶(花茶)は、味や香りが良く、見た目も楽しむことが出来るので人気のあるお茶ですが、正しい入れ方を知っていますか?
ここでは、初心者でも簡単に覚えられる、工芸茶の美味しい入れ方や工芸茶の特徴についてお話します。
「工芸茶」とは?
まず、「工芸茶」とは、七大茶と呼ばれるお茶の種類のうちの「花茶」と呼ばれるものです。
茶葉と花を組み合わせて細工することによって、お湯を注ぐと茶葉がひらき、その様子がまるで、花が蕾(つぼみ)から開花する様子に似ていることから「花茶」と呼ばれるようになった中国茶です。
使用する茶葉は一般的には「緑茶」です。
花自体にも、ジャスミンや百合や菊やカーネーションなど、様々な組み合わせが出来るので、多くの種類から選ぶことが出来るのも工芸茶の特徴の一つです。
工芸茶の種類
工芸茶は、使用する茶葉と花の組み合わせによって、いくつもの種類を生み出すことができる為、種類に正式な名称はつけられておらず、生産した人が命名しています。
主に使用される茶葉は「緑茶」で、すっきりとした爽やかな味わいが特徴です。
また、「白茶」も使われ、マイルドで甘い香りに仕上がります。
あるいは、「紅茶」も渋みが少なくまろやかな甘みを持つので、使われることもあります。
使用する花は主に【ジャスミン・百合・菊・カーネーション・マリーゴールド・千日紅・牡丹】などです。
花茶の代表的な花は「ジャスミン」ですが、母の日のプレゼントには「カーネーション」なども最適です。花によって、大きさや色が変わってくるので、選ぶ楽しみもありますね♪
工芸茶の入れ方
工芸茶の入れ方をご紹介します。
お湯を注ぐだけの簡単な作業なのですが、より美しい花を咲かせるために、簡単なポイントをお話します。
1、 カップやグラスをお湯であたためておきます。
(高温なお湯の方が、茶葉が開きやすいので、容器によるお湯の温度低下を避けます。)
2、 工芸茶をカップに入れます。
(工芸茶に対して少し余裕のあるカップを選ぶと、見た目が綺麗です。)
3、 工芸茶にあたらないようにお湯を注ぎます。
4、 工芸茶がしっかりと開花したら、完成です。
(工芸茶が開花するまでの過程もとても綺麗なので楽しんでみてください♪)
工芸茶の味はどんな味なの?
簡単に言うと、茶葉を使っているので、味自体は使っている茶葉の味がします。
多く使われるのは緑茶の茶葉です。
そして、花が細工されている為、香りに、使用されている花の香りがします。
一般的にそこまで癖は強くないと言われています。
ただ、飲んだ後に花の香りが鼻を抜ける感じがするので、それが苦手な方は、飲みづらいかもしれませんね。
茶葉と花の掛け合わせ方によっても、味が異なるので、お気に入りの掛け合わせを見つけてみるのも楽しいかもしれません♪
工芸茶を飲み終わったら?
お茶として楽しんだ後には「水中花」として、水中花として楽しんだ後には「消臭剤」や「芳香剤」として使用することが出来るので、お茶を楽しんだあとも、様々な用途で長く利用することも出来ます。
・「水中花」として
飲み終わったあとは水を入れたグラスなどに飾って水中花として楽しむことができます。
・「消臭剤」や「芳香剤」として
茶葉の水気をしっかり取って良く乾燥させ、ガーゼなどの袋に入れて使います。
お茶のカテキン効果で消臭することができます。
ニオイが気になる冷蔵庫、玄関や下駄箱などに置いて再利用できます。
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まとめ
工芸茶は、種類によって見た目も味も楽しむことが出来る他にも、身体に嬉しい効能も非常に高いと言われています。
また、漢方薬的な効果も期待できると言われているので、身体の不調に合わせた工芸茶を見つけて試してみるのも良いかと思います。
見た目も美しいので、心もリラックスしつつ、身体の内側からも良い効果を発揮してくれるなんて、嬉しいことずくしですよね!!
値段もそこまで高価ではなく、デパートのお茶専門店や、ネット販売でも簡単に買うことが出来るので、ちょっとしたプレゼントなどにも最適です。
これを機に、是非「工芸茶」の存在を覚えておいてください♪