津軽三味線の指すり(指かけ)を作ってみました。製図も載せています。
三味線の指すり(指かけ)とは
三味線の「指すり(指かけ)」とは、三味線を弾く時の必需品で、親指と人さし指に通して三味線の棹(さお)のすべりをよくするために使います。素手だと引っかかって上手くすべりません。
市販品も売られていますが消耗品なので手作りしている人も多いです。自分の手に合ったものを使いたいので必ず手作りするこだわり派や可愛いのが欲しいので手作りする人など、理由はさまざまですが、三味線歴が長い人ほど手作りする傾向があるようです。
三味線の指すり(指かけ)の編み方【製図】
編み方は「細編み」「アフガン編み」「鎖編み」の3パターンを使って編みます。編む力や糸の細さなどで大きさが違ってしまうので最初の一個は試し編みと考えて編んでみましょう。参考までに製図を載せておきます。
三味線の手作り指すり(指かけ)毛糸の太さ
毛糸は好みもあるので素材は好きなものでいいですが、太さが違うとサイズが違ってしまうので、注意してください。こちらの毛糸は中細で、1玉25g(約90cm)のものを使ったらちょうど良く仕上がりました。(標準ゲージ:棒針24目32段/かぎ針24目12段)
●デザインが違いますが極細で編む場合の製図も載せておきます。
あとがき
三味線の指かけ(指すり)を初めて手作りしてみました。試行錯誤して3時間。まだまだ改良する必要があるかもしれませんが、消耗品なので何個か作成するうちに、もっと良く仕上がると思います。2作目を作成したら、またアップしますね。