喪中はがきを出していない相手から年賀状が届いた場合は、どうしたらよいでしょうか?
喪中はがきを出していない相手から年賀状が届いた
身内に不幸がありバタバタしているうちに喪中はがきを出し忘れてしまった、年末近くなっての不幸で喪中はがきが間に合わなかったなどということがあります。
しかし、相手の方は例年通り年賀状を送ってきたときはどのようにすればよいでしょうか。
このようなときは寒中見舞を送ります。
寒中見舞いは松の内を過ぎてから(1月7日以降、地域によっては1月15日以降)1月下旬までを目安に投函するのが一般的です。
【文例①】
寒中お見舞い申し上げます。
このたびは年頭のご挨拶ありがとうございました。
実は昨年○月○日に○○(続柄・故人の名前)が他界し、服喪中のため年末年始のご挨拶は差し控えさせていただきました。
ご通知が遅れましたこと、どうぞお許しください。
本年もご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます。
【文例②】
寒中お見舞い申し上げます。
お年賀のご挨拶ありがとうございました。
皆様には佳き年をお迎えなされましたご様子
心からお喜び申し上げます。
昨年7月に○○が他界いたしましたので、年末年始の
ご挨拶を控えさせていただきました。
連絡が行き届かず申しわけございませんでした。
本年も相変わりませずよろしくお願い申し上げます。
【文例③】
寒中お伺い申し上げます。
新年早々、お年賀ありがたく頂戴しました。
昨年○月 ○○(続柄・故人の名前)が他界し、喪中のため年頭のご挨拶を差し控え失礼いたしました。
ご通知が遅れましたこと失礼いたしました。
本年もご厚誼のほどよろしくお願い申し上げます。
故人宛の年賀状
訃報を知らずに故人宛に年賀状が送られてくることもあります。そのようなときは年賀状を下さった方には連絡が行き届かなかったことをお詫びします。
亡くなったことを伝えることで翌年以降のためにもなります。近年、パソコンで年賀状を作成することが増えているのでデータを削除してもらうためにも必ず連絡すべきです。
この場合も寒中見舞を送るようにします。
【文例①】
寒中お見舞い申し上げます。
年賀状をいただきありがとうございました。
○○(続柄・故人の名前)は昨年○月○日に他界いたしました。
ご連絡が行き届かず大変失礼をいたしました。
故人に代わりまして生前のご交誼に対し御礼申し上げます。
【文例②】
寒中お見舞い申し上げます。
年頭のご挨拶をいただき、ありがとうございました。
○○(続柄・故人の名前)は、平成○○年○月に他界いたしました。
旧年中にお知らせ申し上げるべきでしたのに、年を越してしまいましたこと、誠に申し訳ございません。
故人が生前に賜りましたご交誼に深く感謝申し上げますとともに、厳寒の折、風邪など召されませぬよう、ご自愛ください。
関連記事
上司に書く年賀状のマナーと気の利いたひとことメッセージ
手書きの年賀状とパソコンで作成した年賀状、どちらがいい?
まとめ
喪中はがきは12月の上旬までには届くようにしたいものです。それでも間に合わなかったり、出しそびれたときは寒中見舞を出すようにしましょう。