鉄板焼きやすき焼き鍋にあるだけで、テンションが上がる和牛肉。
とくに白と赤のコントラストが綺麗なA5等級の霜降り肉は、日本人なら想像したら、生唾が出てきちゃいますね。
実は、私たちが食べている霜降り肉は、日本人の口に合うように改良されたものなんです。
日本人の好きな霜降り肉について海外では、どう評価されているのかご紹介します。
霜降り肉は日本だけって本当?
結論から言うと、NOです。
日本で、霜降り肉というと、サシが綺麗に入ったA5クラスの牛肉を思い浮かべますよね。
霜降り肉と聞いただけで、高級国産和牛肉を思い浮かべるのではないでしょうか。
しかし、この和牛の等級は、日本食肉格付協会が決めたもので、日本の流通規格なんです。
私たち日本人の口に合うように、柔らかく脂肪の多いいわゆる、「サシ」と呼ばれる脂が細かく綺麗に入っているのが最高級のものとされています。
アメリカでも、「プライム」「チョイス」「セレクト」と言った、米国農務省が定めた品質の格付けがあります。
アメリカでも脂ののった牛肉のほうが、上質な肉としてして提供されています。
アメリカ人をはじめ海外の方は「赤味肉のほうを好んで食べる」といわれているのは、牛肉が、日常食だからなんです。
日常食なら、リーズナブルな価格の牛肉、つまり「赤味の肉」になります。
牛肉=赤味肉
そのため、霜降り肉は、日本でしか食べられないとなったのかもしれません。
でも実は日本の霜降り肉が最高級といわれ、世界の方から愛されています。
和牛肉は海外でも人気!?
霜降り肉と言っても、日本の霜降り度合いは、アメリカやヨーロッパの霜降り肉と比較してもサシが多いのが特徴です。
和牛に代表される日本の霜降り牛は、海外でも高い評価を受けている「コウベビーフ」などのブランドです。
ナイフがなくてもお箸だけで食べられる柔らかさと、「サシ」から溶け出すバターのようなコクが食欲をそそると海外の方にも人気があります。
「フォアグラのように口の中で溶ける」、「バターを食べてるみたいに柔らかくて、塩コショウだけで信じられないほど、美味い。」など霜降り肉を絶賛する感想も多く、リピーターになる人もいるようです。
神戸ビーフ、松阪肉、米沢牛、近江牛の、国産4大和牛を食べ比べる強者もいるほど、和牛を好む海外の方が増えています。
松阪牛の海外の反応は?
日本の霜降り肉を代表するブランド肉として、神戸牛があげられますが、神戸牛に劣らず人気があるのが松阪牛です。
肉好きがこぞって食べてみたい日本の肉にあげるのが、松阪肉です。
先程もご紹介した通り、松阪牛は、きめ細かい霜降りと柔らかな肉質、甘みのある香りが特徴のお肉で、ステーキで食べるなら松阪牛と海外でも人気があるブランド肉です。
「まるで肉のバターを食べているみたいだった。
私が人生で食べたステーキの中で最高のものだった。」
「ひと口で口の中に広がる脂肪の旨み、牛肉の本来の味が存分に堪能できてまた食べたい」
など、日本に来たら一度は、食べてみたいと思う方も多く、実際に日本旅行の際には、お寿司、天ぷら、松阪肉の料理を食べるという方もいるようです。
ほかの国産和牛に比べて、筋肉繊維中の脂肪沈着が良いため、すき焼きでオススメしているところも多いようです。
そのため、ガイドブックなどでは、松阪肉が食べられるすき焼き屋さんを紹介をしているようです。
初めてすき焼きを食べる海外の人には、生卵に松阪肉を絡ませて食べるあの独特の調理は、印象深く、人気もあるようです。
まとめ
ひと噛みするだけで香りの良い脂と肉汁が溢れ出し、口の中でとろける風味と食感は感動すら覚えるほどの国産和牛。
赤身肉を食べる海外の方からしたら、脂が乗りすぎでは、と思う方もいるようですが、一度食べてみたら、また、食べたいと思うようです。
単体で食べるのは、もちろん、ご飯のおかずにもなる国産和牛肉。
これを機に、国産和牛肉を世界に紹介できるといいですね。