最近注目を集めているアルガンオイル。いったいどんなものなのでしょうか。
アルガンオイルとは
アルガンオイルとは、アフリカのサハラ砂漠の西北、モロッコに自生する「アルガンの樹」の実の種から取れるオイルのことです。100kgの実からわずか1リットルしか採取することができない希少なオイルです。アルガンの樹はモロッコの南西部にしか生育しない非常に珍しい樹です。
モロッコの先住民であるベルベル族は皮膚の炎症・傷口に塗るなど、アルガンオイルを薬油としても使用してきました。また、修復機能があるので傷跡が残らず、ニキビや火傷などの治療薬としても使われてきました。
アルガンオイルの効果
①肌の潤いを保護する必須脂肪酸
②肌のサビを防ぐビタミンEやカロテン
③肌を柔らかくするサポニン
アルガンオイルには、これらの成分が豊富に含まれていて、非常にバランスのよいアンチエイジングオイルとして注目を集めています。小じわやシミ、ほうれい線が気になる、乾燥肌で化粧のノリが悪いという方に試して欲しいオイルです。水分と油分のバランスを整えることで肌荒れ、吹き出物などのトラブルからも守ってくれます。
アルガンオイルの使い方
アルガンオイルは顔だけに使うのはもったいないオイルです。他にも用途があるのでご紹介します。
・髪の毛や体の乾燥が気になる部分に浸透させます。
・湯船に数滴たらして全身の保湿ケアに。
・妊娠線の予防にお腹まわりに塗って軽くマッサージします。
アルガンオイルとオリーブオイルの違い
アルガンオイルには、オリーブオイルに比べてビタミンEが2~3倍多く含まれています。抗酸化作用を持つビタミンEは、体の内外に対して老化防止の機能を持つといわれています。また、必須脂肪酸とγ-トコフェロールを多く含んでいます。
必須脂肪酸とは体内で合成できない脂肪酸で、不足すると代謝が乱れてしまいます。γ-トコフェロールはビタミンEの一種でむくみの改善、美肌効果があり、ヒアルロン酸、コラーゲンに続く第三の美容成分として注目されています。
アルガンオイル選び方
粗悪なアルガンオイルも出回っているため、買う際には気をつけます。購入する際は国や機関から認証を受けている『IGP』とういEUが定めた品質保証のついた商品、あるいは「オーガニック認証」の表示があるものが安心です。
そして、一番重要なのが色です。透明感がないものは酸化していたり添加物が入っているので注意します。
良質なオイルは透明感があり綺麗な黄金色をしています。購入購するときは中身の見える容器を選びます。
まとめ
美容マニアから注目を浴びているアルガンオイル。確かな品質のものを選んで美容効果を高めてください。